ビーガンやってみたいけど、自分には無理そうだなとか、ビーガン生活ちょっとやってみたけど、日本では続けるのが難しくて結局諦めた、というようなことをよく耳にします。でも、ビーガン生活をするかしないか、必ずどちらかに決めてずっと守る必要はありません!
完璧なビーガンにならなくても、食生活から徐々に動物性の物を減らしていくことで、ビーガンの食生活へ進むことができます!
でもそもそも「完璧なビーガン」ってなんでしょうか?

実は、
完璧なビーガンは存在しない
ビーガンの人は、普段、食品の栄養表示を見て、動物性のものでないかを確認して買いますが、完全にビーガン用ではないことが割と多いです。
例えば、白砂糖の加工では動物性の骨を使うことがあります。もちろん出来上がった砂糖には動物性の物は入ってないですが、処理中には使用されています。とは言うものの、白砂糖の種類や加工の仕方によって動物性のものを使わない場合もあります。栄養表示だけではなかなか分からないので、直接、製造会社に問い合わせないとなかなか知れないことなんです。
また、野菜を育てる時に使う化学肥料などにも動物性の物を使うことがあります。この場合も食べている野菜に直接入っているわけではないですが、作るのに使われた肥料は動物性です。
世の中の全部がつながっているため、どうしても完璧なビーガンは存在しません。でも、私達という消費者には、できる限り、ビーガン食品を選択することができます。
ビーガンかビーガンじゃないかは簡単に区別できない
英語の言い回しなんですが、「白黒の問題ではない」というと、色の話ではなく、「白と黒のはっきりした区別」ということから「単純な問題ではない」という意味になります。特にビーガンに関して、「ビーガンだ」「ビーガンじゃない」という二つの区別しかされません。つまり、多くの人はビーガンであるかビーガンじゃないかをはっきり区別して、単純に考えてしまう傾向にあります。
でも前述したように、完璧なビーガンはそもそも存在しないし、曖昧なところはまだたくさんあります。基本的には動物性の物はアウトですが、「グレー・ゾーン」もあります。
例えば、ビーガンは動物を人間のために働かせることを避けるので、乗馬は大丈夫でしょうか?猫はお肉を食べなきゃいけないとよく言われていますが、ヴィーガンは猫を飼っても大丈夫でしょうか?または、蜂を使って育っている果実などがあり、イチジクの場合は、スズメバチが果物に入って命を落とさないと果物ができないのです。
それでは何が正解なのでしょうか?人それぞれだと思いますが、いつも簡単にビーガンかビーガンじゃないということは言えないんですね。
皮系の衣服についてもよく聞かれます。
ビーガンになる前から皮系の靴などを持っています。この時は何をすればいいでしょうか?無駄にして、すぐ捨てるのか、愛着を持って最後まで使った方がいいのか?
すぐ捨ててしまうことは勿体ないし、ある意味で使われた動物の命を大切にしていないという風に考える方もいると思います。僕もビーガンになった後、皮でできた財布のプレゼントをもらったんですけど、その時とても複雑な気持ちでした。その時は心から愛着をもって使えないことは分かってましたが、捨てちゃうのも勿体ないと思って、もっと大切にできる人にあげました。完璧な解決ではありませんが、白黒はっきりさせることもできません。
「できるだけ」、「無理しない」ことを心がける
ビーガン実践の取り組み方は人それぞれです。次の日からビーガンになる人もいれば、一年かけて、まずベジタリアンをやってみて、次にビーガンに進む方も多いと思います。
何はなくとも、マイペースにビーガンを楽しむことが一番大事なことだと思います。しかも、簡単なことからできます!
まず牛乳を豆乳に替えることはとても簡単で、誰にでもできます!食べるお肉の量を減らすことも毎日できます!次は、徐々に卵、乳製品の量を減らしていけたらいいですね!友達や同級生と外出する時、レストランでビーガンでも食べられる物が少ないかもしれませんが(ビーガンレストランの探し方はここに書いてあるので、また読んでみてね)、スーパーで買う食品はビーガンを意識して買ったら、家でビーガン料理を食べることは難しくなくなります!
まとめ
誰も100%のビーガンを求めていないので、自分なりに少しずつ、まずできるところからビーガンのライフスタイルへ移行できれば最高だと思います。何よりも、楽しく、美味しく、ビーガン生活をやってみよう!
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